天満堂へようこそ -2-
「待たせたな、まず天界に行く前に薬を作る。まぁ、相手に姿が見えなくなる薬だが。効果は行く前の調査で調整する」
「調査?何するんだ?」
まぁ待ってろと、屋敷の中にある作業部屋に入ったきり出てこないので、戻ってきたユーリに頼み、屋敷の回りを案内してもらう。
城には何度も行った事があったが、この屋敷ははじめてきたし、まず城からでる事がないので、実質歩いて見て回るのは今回が初めてだ。
外に出てもただ周りが草原だと言うことしか分からない。
「ここって何もないのな」
「そうでもありません、この庭の裏のここ。穴があるでしょう?」
言われてみると壁の隙間に小指一本程の穴が開いている。
「これが?」
「これは、妖精の巣穴です。妖精と言ってもかなりの種族がいまして、この巣穴は土族種です」
「なんだそれは......」
「主に庭の木等を綺麗にする妖精ですね。恥ずかしがり屋で家の真下に巣穴を作り、誰もいないときに床などを掃除したりしてます。なので、必ずこの近くに好物の砂糖を置いておくのですが、もう持っていった後のようですね」
「調査?何するんだ?」
まぁ待ってろと、屋敷の中にある作業部屋に入ったきり出てこないので、戻ってきたユーリに頼み、屋敷の回りを案内してもらう。
城には何度も行った事があったが、この屋敷ははじめてきたし、まず城からでる事がないので、実質歩いて見て回るのは今回が初めてだ。
外に出てもただ周りが草原だと言うことしか分からない。
「ここって何もないのな」
「そうでもありません、この庭の裏のここ。穴があるでしょう?」
言われてみると壁の隙間に小指一本程の穴が開いている。
「これが?」
「これは、妖精の巣穴です。妖精と言ってもかなりの種族がいまして、この巣穴は土族種です」
「なんだそれは......」
「主に庭の木等を綺麗にする妖精ですね。恥ずかしがり屋で家の真下に巣穴を作り、誰もいないときに床などを掃除したりしてます。なので、必ずこの近くに好物の砂糖を置いておくのですが、もう持っていった後のようですね」