天満堂へようこそ -2-
《頭で話せ、音だけには気をつけろ》
《わかってる》
そう言い先頭を結月、ユーリ、ムー、ルーカスと続く。
見たまま進み難無く兵の前までくる。
ここで扉を開けたら兵に気付かれるが、何かの魔法を使ったのか、いきなり倒れ眠りについている。
鍵も何をしたのかガチャりと開いて、扉にも何かをしたのだろう。
《ユーリ連れ帰ってくれ》と聞こえたすぐ、「そこにいらっしゃるのでしょう?」とリアムの声が聞こえた。
気配は全く感じなかった。
もうすぐ薬の効果も切れる。
《ムーと奏太を連れて行け!》との言葉の後、パリンと瓶の割る音がした後、奏太の姿が消えたのでひと安心するも、こちらの姿が顕になってしまった。
「ようやくお出ましですか?遅かったですね」
「お前……どうゆうつもりだ?」
「父上はただ顔を見たいと仰った。ですが元々こちらで保護していた男児です。元の場所にて過ごすのが道理だと私は考えたのです」
「奏太の気持ちは無視か?今連れてきたらどうなるか分かってしたのか?」
「時間の流れは分かってましたが、あんなに速く過ぎていくとは想像していませんでした。こちらで検査した結果は、間違いなく魔力を持った……それも姫と同じ。危険だと思いませんか?」
「あの状態の奏太を放置したお前が危険だがな!」
《わかってる》
そう言い先頭を結月、ユーリ、ムー、ルーカスと続く。
見たまま進み難無く兵の前までくる。
ここで扉を開けたら兵に気付かれるが、何かの魔法を使ったのか、いきなり倒れ眠りについている。
鍵も何をしたのかガチャりと開いて、扉にも何かをしたのだろう。
《ユーリ連れ帰ってくれ》と聞こえたすぐ、「そこにいらっしゃるのでしょう?」とリアムの声が聞こえた。
気配は全く感じなかった。
もうすぐ薬の効果も切れる。
《ムーと奏太を連れて行け!》との言葉の後、パリンと瓶の割る音がした後、奏太の姿が消えたのでひと安心するも、こちらの姿が顕になってしまった。
「ようやくお出ましですか?遅かったですね」
「お前……どうゆうつもりだ?」
「父上はただ顔を見たいと仰った。ですが元々こちらで保護していた男児です。元の場所にて過ごすのが道理だと私は考えたのです」
「奏太の気持ちは無視か?今連れてきたらどうなるか分かってしたのか?」
「時間の流れは分かってましたが、あんなに速く過ぎていくとは想像していませんでした。こちらで検査した結果は、間違いなく魔力を持った……それも姫と同じ。危険だと思いませんか?」
「あの状態の奏太を放置したお前が危険だがな!」