天満堂へようこそ -2-
《ルーカス、王の目の前に膜を貼る。その後お前の炎に乗せてあの粉をリアムにかけろ》
「リアム、少し話をしないか?」
「お断りします。今からまた奏太さんを連れてこなければいけませんので」
「人間界にはいないってわかって言ってるか?」
「ええ。幻宮かと。ですので父に許可を頂こうとしたのですが、頑固でして困っております」
「お前、あの姿の奏太を見てなんとも思わなかったのか?」
そう言いながら、足元で一度床を踏みルーカスに合図を送る。
常日頃から魔獣を倒しているので、炎であれば何のモーションもなく放つことが出来る。
左手を王の方へ差し出すと同時に、リアムに向けて炎が出される。
粉を纏った炎は先ほどとは違い、勢いよくリアムの元まで飛んでいくが、手前でかき消されてしまう。
「リアム、少し話をしないか?」
「お断りします。今からまた奏太さんを連れてこなければいけませんので」
「人間界にはいないってわかって言ってるか?」
「ええ。幻宮かと。ですので父に許可を頂こうとしたのですが、頑固でして困っております」
「お前、あの姿の奏太を見てなんとも思わなかったのか?」
そう言いながら、足元で一度床を踏みルーカスに合図を送る。
常日頃から魔獣を倒しているので、炎であれば何のモーションもなく放つことが出来る。
左手を王の方へ差し出すと同時に、リアムに向けて炎が出される。
粉を纏った炎は先ほどとは違い、勢いよくリアムの元まで飛んでいくが、手前でかき消されてしまう。