天満堂へようこそ -2-
「元々は王宮の魔術師だったのよ。ほら、貴方が迷子になった所の研究していた方のお弟子さん」
「まず、迷子じゃない!少し本を読み耽っていただけだ!」
「迷子だろ?一年もいなくなりやがって」
「ルーちゃん煩い!」
「ルーちゃん言うな!
だが、どうやって抜けた?魔界に近いならば魔界にも幻界にも知られず。勿論、策はしてあったんだろう?」
「子供だったし、まさか乳母が連れ出すとは思わなくて」
「それで、魔界・天界・幻界で話し合った結果がこれだ」と王は下を向く。
「リアムにはなんて言ったんだ?」
「奏太が、探している子かも知れんと。自分の魅惑や、ルーカスの脅しが全く効かず、結月の薬も効きにくいと聞いた時に」
「脅しじゃねぇ……」
「その時に話したのか?」
「そうだ。まさか、そんな考えにたどり着くとは思わなんだ。許してくれ」
「まず、迷子じゃない!少し本を読み耽っていただけだ!」
「迷子だろ?一年もいなくなりやがって」
「ルーちゃん煩い!」
「ルーちゃん言うな!
だが、どうやって抜けた?魔界に近いならば魔界にも幻界にも知られず。勿論、策はしてあったんだろう?」
「子供だったし、まさか乳母が連れ出すとは思わなくて」
「それで、魔界・天界・幻界で話し合った結果がこれだ」と王は下を向く。
「リアムにはなんて言ったんだ?」
「奏太が、探している子かも知れんと。自分の魅惑や、ルーカスの脅しが全く効かず、結月の薬も効きにくいと聞いた時に」
「脅しじゃねぇ……」
「その時に話したのか?」
「そうだ。まさか、そんな考えにたどり着くとは思わなんだ。許してくれ」