天満堂へようこそ -2-
「さっむ!ストーブつけるけど余り寄るなよ?」とストーブをつける。
ムーの座布団までは暖かさが届くように、側の手のひらサイズの扇風機をつける。
コーヒーをいれ、こたつに入り小さい人にこだわるムーに思い出していた童話の話をする。

「うーん。そんな感じかなぁ?でも、僕にも他の人にも幻界では見えてたんだよ?だからさ、そのお話とは違うと思うけど、僕幻界の妖精さんだと思うんだ」

「俺は見たこともないからなぁ。話せなかったのか?」

「うん。あ、暖かい風来た!」

100円ショップで買ってよかったと思うひととき。
でも珍しくまだお座りをしている。

「なんだよ?」

「僕、明日また公園のお池に行きたい」

「朝の散歩の時でも良いか?」

「うん」

「じゃぁ、俺風呂に入ってくるからそこで暖まってろよ」
そう言いお風呂にゆっくり浸かる。
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