天満堂へようこそ -2-
出来た薬に冷却魔法をかけ、試験管程の小瓶に移し代える。
「ユーリこれを一本ずつ、一日4回飲むようにいってくれ。私は天王のところに行ってくる。マー坊とも連絡がとりたいんでな」
「では、一つ目は直ぐに飲ませます」そう言い立ち去る。
それを見届けながら、誰もいなくなったところで包帯をとる。
手のひらには大きな切り傷ができているが、痛みはない。残った薬を自分ものみ、包帯をその場に捨てて王のもとへと急ぐ。
王座にちょうどいたので、他のものには退室してもらい魔界と連絡を取る。
「結月か、大丈夫だったか?」
「私はな」と手のひらを見せる。
「お前ならば傷跡は消せるだろうに......」
「消えるさ。ただこればかりは時間がかかりそうだ」
「血か?」
「魔界の血も天界の血も私に入った。奏太の血だ......魔力もどうなるのかわからん」
「これ以上強くなってどうする?大丈夫じゃ、いつでも嫁に来ても......」
「行かんわ!
それより、ルーカスの事申し訳ない」
「生きてるのならば問題はない」
「傷は綺麗にはならないかもしれない」
「男だから問題はないぞ?」
「ユーリこれを一本ずつ、一日4回飲むようにいってくれ。私は天王のところに行ってくる。マー坊とも連絡がとりたいんでな」
「では、一つ目は直ぐに飲ませます」そう言い立ち去る。
それを見届けながら、誰もいなくなったところで包帯をとる。
手のひらには大きな切り傷ができているが、痛みはない。残った薬を自分ものみ、包帯をその場に捨てて王のもとへと急ぐ。
王座にちょうどいたので、他のものには退室してもらい魔界と連絡を取る。
「結月か、大丈夫だったか?」
「私はな」と手のひらを見せる。
「お前ならば傷跡は消せるだろうに......」
「消えるさ。ただこればかりは時間がかかりそうだ」
「血か?」
「魔界の血も天界の血も私に入った。奏太の血だ......魔力もどうなるのかわからん」
「これ以上強くなってどうする?大丈夫じゃ、いつでも嫁に来ても......」
「行かんわ!
それより、ルーカスの事申し訳ない」
「生きてるのならば問題はない」
「傷は綺麗にはならないかもしれない」
「男だから問題はないぞ?」