天満堂へようこそ -2-
1年後
「おいこら、ムーも早く手伝えよ!」
「やってるよぅ。でもさ、雑巾がけ進まないんだもん」
「ムーはそれしなくていいから……ほら、この袋出してきて。大きくないから持てるだろ?」
「あ、こっちか!」
全くもう…
天満堂店主、天満結月が居なくなってから丁度1年。何とか店もやってこれて、この冬休みが終わったらもうすぐ高校の卒業式。
もちろん就職先はここ。
薬屋 天満堂。
一月の半ばから自由登校になるので、そこからは朝から閉店まで店の事をしなければならない。
事務に人外の人も居てくれるので、裏の薬屋の在庫も売りきったし、今は普通の薬局と処方箋薬局とやっている。
ここまでやれたのは弁護士さんが上手く取り計らってくれたからだ。
「やってるよぅ。でもさ、雑巾がけ進まないんだもん」
「ムーはそれしなくていいから……ほら、この袋出してきて。大きくないから持てるだろ?」
「あ、こっちか!」
全くもう…
天満堂店主、天満結月が居なくなってから丁度1年。何とか店もやってこれて、この冬休みが終わったらもうすぐ高校の卒業式。
もちろん就職先はここ。
薬屋 天満堂。
一月の半ばから自由登校になるので、そこからは朝から閉店まで店の事をしなければならない。
事務に人外の人も居てくれるので、裏の薬屋の在庫も売りきったし、今は普通の薬局と処方箋薬局とやっている。
ここまでやれたのは弁護士さんが上手く取り計らってくれたからだ。