天満堂へようこそ -2-
「おはよう......」

「遅い!」

「は?まだ6時だけど?ってかさ、何でもういるの?」

「昨日ムーと遊んでて寝れなかったんだ。それにお腹もすいたからな。食べたら一回寝る」

「ムーは?」

「寝てる」

じゃぁ散歩は無しだな。

「今から朝食にされますか?」

「あ、はい」そう言い先に顔を洗いに行く。
戻ると洋食が用意されていて、部屋の隅に置いてあった朝の朝食50選のルーカスが置いていった本を見て作ってくれたらしい。

サラダにハムエッグ。
スープにカリッと焼けたパン。

いただきますと言いゆっくり食べる。

コーヒーを飲んでいた結月が、「今日作業部屋にはいるなよ」と言ってくる。

「なんで?」

「ちょっとな、向こうで仕入れた材料を大鍋で1日かけて火にかけないといけない。
それも、一日中かき混ぜないといけないんでな。目が離せない」

「魔女みたい......」
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