天満堂へようこそ -2-
「朝早くから申し訳ございません。私、執事の神崎と申します。
こちらが女王陛下の桐谷・R・可憐様、ご主人のフレッド様でございます」

「あぁ、天満結月だ。母から少し聞いてはいる。白の一族だな?」

「はい、そうです。今日はお願いがあって来ました」

「えーと、ローズ......様?でいいのか?」

「ローズで構いません」

「では、ローズ。私は幻界の一応姫だ。名前は変わらん。
ここが薬屋と知ってきたのか、こいつの匂いに釣られたのか?どっちだ?」

「私たちは悪食ではありません。彼と会ったのは偶然です」

「だろうな」

「なぜそのような試される物言いをされるのですか?」

「あー、神崎だっけ?黙れ!」

そう言われ愕然とする神崎さん。
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