天満堂へようこそ -2-
その後はvampireについて色々話を聞き、同年代ということもあって大分と仲良くなった。

普通にローズと呼んでくれと言うのでそのように呼ぶことにし、
相当コーヒーが好きなのかアイスコーヒーをかなり飲む。

ガチャっと扉が開き、「奏太、まだ時間がかかる。ローズをその辺案内でもしてやれ。神崎とやらは代金がわりに奏太のかわりに店を頼む。できるだろう?」と、ニッと笑う。

あぁ、また奥さまが増えると思いながら、部屋を出てどこにいこうか考える。

「ねぇ、僕も行って良い?」

「いいよ」

「奏太くん、僕あの遊ぶところ行きたい!」

「遊ぶところ?」

「あぁ、ドッグランなんだけどカフェもあるんだ。そこでも良いかな?
俺もあまり駅回り以外いかないし、水族館とか動物園とかは電車で行かないといけないし」

「ドッグランでいいよ」

そう言ってもらったのが嬉しいのか既にムーは走り回っている。
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