天満堂へようこそ -2-
「あー煩かった!そこのソファにでも転がしておいてくれ」

「転がすって。まぁ良いけどさ、俺だんだんコイツが不憫になってきたわ!で、なに飲ませたんだよ」

「美味しい奏太くんの匂い消し」

「あぁ、でもそんなにかわりないぞ?俺からしたら駄々漏れ」

「私からもそうです。お腹一杯になるほどの匂いでしたが、増幅されてませんよね?」

「私とユーリは大丈夫だった。ムーには飲ませ過ぎて今寝てるが、同じ薬なのに奏太だけ効かんわけがない!しばらく様子が見たいんでな。お前ら店頼む」とドワーフ製の鍋セットを見せる。

「なんでしょうこれは?」

「水瓶じゃねーのか?」

「その様にも見えますね......」

「あほかー!コトコト煮込む鍋だ!これを限定100売ってくれ。今回の限定色は赤。次回入荷予定は黄色だが未定ってことにして稼げ!」
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