天満堂へようこそ -2-
3時に仮店長が来るのでムーと待っていてほしいと、部屋の鍵を渡す。
3時までパートさんにはレジをお願いし、倉庫から品出しをし、3時までの売上を持って7階の事務所に戻る。

「お待たせしました」

「いえ、すっかり大人の男性になりましたね」

「まだ子供ですよ。もうすぐ卒業ですけど」

「そんなことは無いですよ。お店の事はよく分かりませんが、毎日休まず頑張っているし、何より諦めない所が……」

「ムーが明るく居てくれるからです。幻界のユーリさんの手紙がなかったら、俺なんにも出来なかったです」

「私も彼は知っています。パーティーなど必ずお付として来ていたので。剣の腕もかなりのもので」

「へぇ」

「ねーねー。でもさ、どっちかってゆうとルーカスさんのが凄そうだけど」

「彼も強いですよ。もういろんな意味で」

「みんな以外だなぁ」
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