天満堂へようこそ -2-
ガチャっと玄関があき、なだれ込んでくる二人。

「おかえりなさいませ。もしかしなくても、どこからかばらまいたのでしょう?」

「なんでわかる?」

「私も何度そうしようと思ったからわからないので」

「にしてもだ、いつも俺たち使われてるんだけど?それもまた金稼ぎの道具だ!」

「姫には逆らえませんからねぇ」

「あ、ムー先に食うな」

「ぷるぷるが......僕癒されるぅ」

「お客さん来てるんだぞ?」

「僕だって変な薬飲まされてさ、ポンポン痛かったんだからね!」

「先に食えよ。俺らも飲んだら事務所の方行かないといけないしな」

「ルーカスさんが優しいってどこかで頭でも......」

「おまえなぁ、なれてきたからって生意気だぞ!
にしても、あれはどう見ても壺だ。人間界の世界のテレビでムーと見たやつにしか見えん」
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