天満堂へようこそ -2-
「奏太さん、人間は壺が好きなのですか?」と真面目な顔でリアムさんに聞かれる。

「普通の壺ならおじいさんとか好きそうだけど、あれは鍋らしいんで。俺にはちょっと」

「だよな!あれ鍋じゃねーよな?」

「はい」

何を喜んでいるのか、ルーカスさんは壊れ、ムーを高い高いして遊んでいる。

「流石の私も疲れました。あの、おば様ですか?掴んでくるのでまともに歩けず......姫のお遊びもここまでなら良いのですが」

「まさか?」

「あるでしょうね」

「黄色とか言ってましたけど?」

「私ども、用事がすみ次第帰らせていただきます!」温厚なリアムさんまでが里帰り的発言。

「姫もお帰りになられたばかりなので、もう少しゆっくりと」「「やだ!」嫌です!」

「お泊まりしないの?僕みんながお泊まりするとき美味しいおやつ......」

「「今度やる!」あげます!」

そんなに嫌なんだ。
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