難波少女、千佳
「どしたん?ため息ついて。お兄さん家来る!?」


何て軽々しく、ニヤッと笑って家を指す。

「本間に!?嬉しい♪雄介の家行っていいん?」


腕をつかんだのは、雄介やった。

家に帰ったはずの雄介がうちのところにまた、来てくれると思ってなかったからびっくりした。


内心嬉しかったが、本当にいいのだろうか。と、急に不安になった。


「ええよ、ええよ。千佳がOKくれるんやったら。家誰も居らんし。ね?」


と、優しく微笑んだから油断してた。



「うん、行く~OKに決まってるじゃん!!」



「んじゃ、どうぞ。」



「お邪魔しまぁす。」


誰も居らんけど、一応そろそろと家の中に入った。



「誰も居らんって。安心して?」


雄介の優しい言葉と、笑顔に騙されてるなんて知らんと安心しきって雄介の部屋に入った。


「散らばってるけど、そこら辺座って。」


「う、うん。ありがとう。」


緊張して、どもってしまった。恥ずかしいっ
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