難波少女、千佳
「今回はまじだから。」
真剣な眼差しで見る。
ほんなら、いままではウソやったのか?
まぁ、ええや。
「はいはい、わかった。教えてや。その保岡の情報やらを。」
「ええで~あんな、保岡さん入院してるねんて。」
「はぁ!?冗談は本間に止めろや!!」
半分キレた。だって、保岡が入院なんてありえへんやろ。
あんな健康な体で。
「そ・れ・が!!まじやねん、まじ」
「その自信はどっからくんねん。」
って、突っ込んでまうくらい自信満々の顔をしてる。
「俺、見てん。保岡さん、病院の庭で散歩してるとこ。」
「お前何で知ってるん?」
「ばぁちゃんの見舞い。」
あぁ、そういえばこいつのばぁちゃん○○病院に入院してるんやったけ。
「ふ~ん・・」
「ふ~ん・・って、行かんの!?」
「はぁ?行くに決まってるし。」
何寝ぼけてんだ、こいつ。