禁断の果実を口にするまで
ピローン
「送信っと…はぁ…」
「おっ、なんでそんな溜息ついて怖い顔してんの?」
「遊びに行くみたいだから一緒に帰れないって。」
俺の前の席に座る隼人にそう言い、先程姉から届いたメールにもう一度視線を通した。
どうやら、朝に言ってた遊びに行くは実行らしい
「そかそか〜お前楽しみにしてたもんな〜前お前の家に行った時にお前の姉ちゃんに挨拶されたんだけどめっちゃ美人だよな〜あんな美人な姉ちゃん俺も欲しいわー」
「あっそ。」
「一花さんって彼氏いるの?いなかったら紹介してよ〜なんちゃって〜〜ヘヘ」
「お前二度と家に来るな。」