禁断の果実を口にするまで



ーーバンっ

「うわぁっ」

後ろから背中を叩かれてよろめきそうになるのたえた


「ふふっおっはよ一花!!」


「美咲っ!!転びそうだったんだけど!あっ、おはよ!」


「ハハッさすが一花怒ってても挨拶を忘れないのね」

「なにそれ、褒めてんの?」


「貶してるように聞こえるーー?」


「聞こえないです…」


「そう、じゃあ急ごうか。今日は1限からあの鬼教授だから遅れたらやばいよ〜」



「まじかーー1限からあの鬼教授とか憂鬱……すっかり忘れてた」


「一花、嫌われてるもんね鬼教授に」


「好きで嫌われてるわけじゃあないし、てかこっちこそ嫌いだし」


「はいはいーークス」


そう話してるうちに教室についたーー。
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