君と罪にキス【加筆修正・番外編追加】


「先輩、うちのクラス寄っていきます!?」


「そっちより俺らの展示見ていってくださいよ!」


「いやいや、僕らの手作りプラネタリウムを!」


すごい勢いで1年生が押し寄せてきた。占い館にプラネタリウム、確かに面白そうなものばかりだけど。


「逆に、うちのクラスのお化け屋敷来ない?案内するよ」


「「「行きます!!!」」」


1年生と、何故か近くにいたお客さんも混ざって後ろを着いてきている。


谷本さんの言う通り、俺は客寄せパンダとしての役割を果たせているようだ。


「おー伊織お疲れ、って後ろの人達は何だよ!?」


この時間は受付担当にいる尚央が目を見開く。


「お化け屋敷来る?って誘ったら来てくれた」


「おま……、すげぇな。おかげで大盛況だわ」


「それはよかった」


待機列を尚央と一緒に作って、また別の場所に行こうと看板を持ち直す。


「いおりー!俺らのお客さんも取っていくなよ!」


「類」

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