ツンデレ地味子の両手に華?!
隣人が部屋の中に入った途端、二人で溜め息をつく。
そして、二人で見つめあい苦笑する。
「…たけちゃん。さっき…」
…何て言おうとしたの?
私はその後の言葉は出ず、ただ、たけちゃんを見つめた。
すると、たけちゃんは、困ったように笑って、私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。
「…うん、まぁ、また今度話すよ」
「そ、そっか…わかった。それじゃあ、おやすみなさい。…今日は助けてくれてありがとう」
そう言うと、私は自分の部屋に入ろうとした。
「…美野里」
「…ん?どうしたの?」
ドアノブにてをかけたまま、たけちゃんを見やった。
「…俺はいつでも、どんなときでも、美野里の味方だから。どんなものからも、お前を守るから、それだけは覚えてろ」
そう言って優しい笑みを浮かべた。
私はその優しい笑みが、本当に大好きだ。
「…ありがとう。…おやすみなさい」
「…おやすみ」
私達は、それぞれ部屋の中に入っていった。
…。
ドアを閉めた途端、私はその場に座り込み、胸を押さえた。
心臓がうるさい。
抱き締められた体が何だか熱い。
私を慰めてくれるとき、よく抱き締めてくれたたけちゃん。
でも、今日のはなんだか、いつもと違った。
私を見下ろすその瞳もまた違った。
…たけちゃんが、『男の人』に見えた。
なんで?どうして?
たけちゃんは、私に何を言おうとしたの?
こんなことは生まれてはじめてで、全然わからなかった。
そして、二人で見つめあい苦笑する。
「…たけちゃん。さっき…」
…何て言おうとしたの?
私はその後の言葉は出ず、ただ、たけちゃんを見つめた。
すると、たけちゃんは、困ったように笑って、私の頭をくしゃくしゃっと撫でた。
「…うん、まぁ、また今度話すよ」
「そ、そっか…わかった。それじゃあ、おやすみなさい。…今日は助けてくれてありがとう」
そう言うと、私は自分の部屋に入ろうとした。
「…美野里」
「…ん?どうしたの?」
ドアノブにてをかけたまま、たけちゃんを見やった。
「…俺はいつでも、どんなときでも、美野里の味方だから。どんなものからも、お前を守るから、それだけは覚えてろ」
そう言って優しい笑みを浮かべた。
私はその優しい笑みが、本当に大好きだ。
「…ありがとう。…おやすみなさい」
「…おやすみ」
私達は、それぞれ部屋の中に入っていった。
…。
ドアを閉めた途端、私はその場に座り込み、胸を押さえた。
心臓がうるさい。
抱き締められた体が何だか熱い。
私を慰めてくれるとき、よく抱き締めてくれたたけちゃん。
でも、今日のはなんだか、いつもと違った。
私を見下ろすその瞳もまた違った。
…たけちゃんが、『男の人』に見えた。
なんで?どうして?
たけちゃんは、私に何を言おうとしたの?
こんなことは生まれてはじめてで、全然わからなかった。