My・ガール☆
僕はちらと壁にある時計を見た。そろそろだ。



悠は学校への待ち合わせにもデートの待ち合わせにも時間ぴったりに現れる。




ゴーン、ゴーン、ゴーン……





三時を告げる時計が鳴った。

と同時にガラス越しに見慣れた姿。




(よっし!)




僕はネクタイの結び目を確かめ、汗ばむ手で銀色の盆を握るとドアの方へ向かった。






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