My・ガール☆
「ねぇねぇ、キミ一人?」

「え?」



頭上から降ってきた知らない声に顔を上げると、茶髪でたくさんのピアスをした明らかに高校生ではないような男の人がニヤニヤして近寄ってきた。



「へぇ~可愛いね。ここ空いてるよね?一緒にお茶しよーよ」

「ちょ、」



まだいいとも言ってないのにその人は勝手に向かいの席に手をかける。



え、ちょっと!



私は慌てて「困ります」そう言おうとしたそのときだった。







「お客様、人のものに手を出さないでいただけますか?」






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