お兄ちゃんの所為
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それから少しして
杏ちゃんが帰ると言ったので
お兄ちゃんに杏ちゃんを
家まで送らせた。
『真由〜!!』
1階から兄が私を呼ぶ声がする。
「なに〜!?」
杏ちゃんを送ってから
帰って来たみたいだ。
そのまま一人暮らししている家に
帰ればいいのに。
『下りてこーい!!』
「イヤ〜!!」
私は今宿題してるんだからっ!!
『真由っ!!早く下りてらっしゃい!!』
ママの高い声が響いた。
何でママが出て来るのよ‥
私は渋々階段を下りて
リビングに向かった。
「なに?」
何の用だよまったく。
『今から集会いくぞ』
‥嫌な予感
「そ、そう。
いってらっしゃい」
『真由も一緒にいこうな?』
ニコニコした笑顔で言う兄。
‥キモイ
「絶っっ対イヤ!!」
何で私がヤクザやらヤンキーやらが
いっぱいいるところに
行かないといけないの!?
『真由ちゃん?
わがままはダメだろ?』
「‥‥‥‥」
キモすぎるよ、我が兄。
「‥とにかくイヤ」
絶対にイヤ!!
みんな怖いんだもん!!
目が死んでるんだもん!!
『真由っ!?わがまま言わないの!!
お兄ちゃんがせっかく
顔通しを用意してくれたのにっ』
顔通し
それはこの町の
ヤクザやヤンキーを集めて
守りたい人を連れて行き、
手を出さないように伝えること。
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それから少しして
杏ちゃんが帰ると言ったので
お兄ちゃんに杏ちゃんを
家まで送らせた。
『真由〜!!』
1階から兄が私を呼ぶ声がする。
「なに〜!?」
杏ちゃんを送ってから
帰って来たみたいだ。
そのまま一人暮らししている家に
帰ればいいのに。
『下りてこーい!!』
「イヤ〜!!」
私は今宿題してるんだからっ!!
『真由っ!!早く下りてらっしゃい!!』
ママの高い声が響いた。
何でママが出て来るのよ‥
私は渋々階段を下りて
リビングに向かった。
「なに?」
何の用だよまったく。
『今から集会いくぞ』
‥嫌な予感
「そ、そう。
いってらっしゃい」
『真由も一緒にいこうな?』
ニコニコした笑顔で言う兄。
‥キモイ
「絶っっ対イヤ!!」
何で私がヤクザやらヤンキーやらが
いっぱいいるところに
行かないといけないの!?
『真由ちゃん?
わがままはダメだろ?』
「‥‥‥‥」
キモすぎるよ、我が兄。
「‥とにかくイヤ」
絶対にイヤ!!
みんな怖いんだもん!!
目が死んでるんだもん!!
『真由っ!?わがまま言わないの!!
お兄ちゃんがせっかく
顔通しを用意してくれたのにっ』
顔通し
それはこの町の
ヤクザやヤンキーを集めて
守りたい人を連れて行き、
手を出さないように伝えること。
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