その恋、あと3センチ




ただそうすれば丸く収まるし、私も別に苦じゃないってだけ。




「...はぁ。
何をすればいいんですか?」



「随分あっさりだね」



「...なれてますから」




いろんな意味で。




もう押し付けとかパシリとか、学校とバイトで慣れまくってる。





私は自分に呆れて少し笑った。





「....」



「?なんか言いましたか?」



先生はなにかボソッと言った、と思った。





「へ?なんです?」





気のせいか。




「なんでも」






< 103 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop