その恋、あと3センチ
馬鹿だ私。
先生は、先生であってそれ以上でも以下でもないのに。
..........いつの間に、好きになっちゃったんだろ。
意地悪しかされてないし憎たらしいし、先生のくせに生徒に手出すし、私の気持ちなんて無視なのに。
私って軽い女なのかな。
だって先生と出会ってまだ全然........
全然........
「っ......」
考えれば考えるほど涙しか出てこなくて。
私はその場にしゃがみこんだ。
「う〜....っ.......」
先生の馬鹿。
いや、一番馬鹿なのは私。