その恋、あと3センチ
今はお昼の時間。
もちろん私は1人校舎裏でご飯を食べている。
「.......ごちそうさまでした」
食べ終わったのでお弁当箱をカバンにしまう。
「..........ふぅ」
なんだか疲れたな。
朝はバイトで昼間は学校。
そしてまた夜から夜中までバイト。
.........ほぼ寝てないよ私。
だから少しした時間があると寝てしまう。
..........今も寝ちゃいそう。
そのとき、うとうとしてきた私を影が覆った。
「?」
それに違和感を感じて目を開けると、知らない女の人が数人いた。
「...........誰」
思わず呟いてしまった言葉にその人たちの中にいる1番偉そうな人が顔を歪ませる。