その恋、あと3センチ





「...それは......」






「だから、宮島先生に近づくなって言ってんの。」



本性、か。





「大丈夫ですよ、近づくも何も私と宮島先生はなにも関わりないですから。」







私は笑顔でそう言った。






「はぁ?ふざけんな。


こっちは見てんだよ」






するとリーダー格の子の周りにいた子が口を開く。








「廊下で話してるところ見てんだよ。」






あー、あの時か。





「あたしたちの宮島先生に近づくんじゃないよ」




........あたしたちの、宮島先生?





「あんたみたいな人が近づいていい人じゃないの」




私みたいな人?




「わかったらもう学校辞めちゃえばぁ?
だってアンタみたいな人、いるだけ無駄じゃない」









.........関係なっ。





< 147 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop