その恋、あと3センチ
「...それは......」
「だから、宮島先生に近づくなって言ってんの。」
本性、か。
「大丈夫ですよ、近づくも何も私と宮島先生はなにも関わりないですから。」
私は笑顔でそう言った。
「はぁ?ふざけんな。
こっちは見てんだよ」
するとリーダー格の子の周りにいた子が口を開く。
「廊下で話してるところ見てんだよ。」
あー、あの時か。
「あたしたちの宮島先生に近づくんじゃないよ」
........あたしたちの、宮島先生?
「あんたみたいな人が近づいていい人じゃないの」
私みたいな人?
「わかったらもう学校辞めちゃえばぁ?
だってアンタみたいな人、いるだけ無駄じゃない」
.........関係なっ。