その恋、あと3センチ
『あんたなんて宮島先生相手にしないから!』
そんなのわかってるっつーの。
そのとき、遠くから足音がした。
「?」
そしてそちらを見ると一人の女の子が私に近寄って来た。
わりと大人しめの。
誰だろう。
まさかこの子もなんか言いに来たの?
そしてその子は私の前まで来て止まると、
「ざまあ見ろ、倉井くんにも近づいて、とんだ男好きだな」
と言ってどっかへ言ってしまった。
...............厄日だ。