その恋、あと3センチ
そういえば、久しぶりかも。
2人と会うの。
遥斗は何だかんだ言って会ってるもんなぁ。
「ねー。ねーちゃん遊ぼー!」
「だめよ、おねーちゃん疲れてるんだから」
「やだ!遊ぶのー!」
「わがまま言わないの」
そんなやりとりをみてなんだか胸が苦しくなった。
「ねーちゃん、遊びなよ。俺が作っとく。」
すると遥斗がそう言って私をしっしっと追い払った。
「ありがと」
私はそんな遥斗をちょっと笑い、そう言った。
「よし、じゃあ遊ぼう!」
「いいの?」
「やったー!」
「いいの!よし、あっち行こっか!」
私は百華と翔馬を連れてリビングに行った。