その恋、あと3センチ
「勉強しろよ...お前地味なんだからそのくらいやれよ」
先生も地味って思ってたのか。
.......あたりまえか。私がそうしてるんだから。
「..........時間なくて」
嘘はついてない。
「...はぁ。もう今日から放課後勉強。手伝いはいい」
先生はそう言って教科書を開いた。
「え?」
「教えてやるから。ほら。教科書開く」
先生はそう言って私に点数の書いてある紙を投げつけた。
「いだっ、.........はぁーい」
私はしぶしぶ教科書を開........
「持ってきます」
教科書全部ロッカーに入れてたの忘れてた。
「あーもう!ばか!」
先生........鬼だ。
私は若干身震いしながら急いで教科書を取りに行った。