その恋、あと3センチ
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「持ってきましたぁー」
「おー、じゃあはよ」
先生はそう言って机を叩いた。
私は席につき教科書を開いた。
「よし、じゃあどこがわからない?」
どこ......
「......わかんないが、わかんない」
「聞いた俺が悪かった。」
先生はそう言って小学生から中学生までのドリルをどっさりと持ってきてドサッと机に置いた。
「?」
「2日でやれ。」
「!?」
「もう時間が無い。2日でやれ」
先生はそう言って教室を出ていった。
「鬼.......」
私は怖くなってドリルに手をつけた。