その恋、あと3センチ




それからバイトの時間に近づき、先生も帰ってこないので帰ろうと教室のドアを開けると誰かにぶつかった。




「あ...ごめんなさ.....い。先生」



先生だった。




「終わったの?」




「イエ.....ジカンナノデ.......」





怖い。勉強モードの先生怖い。






「あーそうか。おつかれ。
じゃあこれ」






と、思ったら先生が私にオレンジジュースをくれた。





「へ?」






「じゃあなー、気をつけてなー」





先生は私の頭をくしゃりと撫でるとドアを閉めてしまった。











「..........ばか」












私は少し冷えてるオレンジジュースを持って廊下を走った。











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