その恋、あと3センチ
「.......ねぇ。
俺桜の事好きなんだけど」
そして、私の耳元で言った。
私が、好きだと。
「別に返事は今じゃなくていい。
けど、そのことは頭に入れておいてほしい。
なんて、わがまま?」
「.......」
なにを言ったらいいかわからない。
突然の事で頭が追いつかない。
「.......宮島、先生に。
取られたくない..........」
青くんは消えそうな言葉で言った。
私は、何も言えなかった。