その恋、あと3センチ
放課後。
先生のところへ行く。
「先生ー?」
いつかみたいに、教室にいくと先生の姿は無かった。
どこだろう。
奥のソファーのところに行っても姿はなく。
「?」
教室をでると、バタバタと足音がした。
なんだろう。
振り向くと、
「………教頭先生?」
「はぁっ、はぁっ。
……雨倉さん。今すぐ、校長室へ」
「え?」
校長、室?
なんだかわからないが、悪い予感がした。
先生がいないのと、関係ある気がする。