その恋、あと3センチ
「………」
「………」
無言。
「ついたよ。」
「あっ、ありがとうございました!」
私は倉庫の入口にダンボールを置くと、先生からダンボールを受け取った。
「いえいえ。じゃあ」
私はそんな先生にぺこりとお辞儀をすると倉庫の中に入った。
そしてダンボールを2つ持つと、1番奥に向かった。
うちの部署が使う資料はたしかここら辺だから…………
「………ここだ」
私は一番奥へダンボールを下ろすとダンボールを開けた。