その恋、あと3センチ




ーーーー



「おつかれさまでしたぁ」




やっと終わり、店の裏口から出ると人影が。



「え」




「あ、きた」






先生....





「なんでいるんですか」




私は呆れながら言う。




「気分って言わなかった?」




「なんでこんな時間までいるんですかって聞いてるんです!」





「うーん、気分?」




この人ふざけてる。




「うそうそ、本当はただ桜ちゃんが心配だっただけ」






先生はそう言って優しく笑った。




.......そんな風に笑えるんだ。








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