まいにち、しののめ。
10月21日(金)母、千秋のこと。②
えー、サイト内のみなさまー。まいどーお騒がせ致してーおりまーす。母・千秋ー、母、千秋でーございます。持ち前のガッツと正論で、どんな問題も中央突破ー!根回しなんぞーいたしません!口癖は「葵、常に他人と違うことをしなさい」でーございます。千秋が通ったあとには草も生えぬー(笑)。ブルドーザー千秋。サイボーグ、ちーあーきー!(母と同じ会社で働いていた友人がその仕事ぶりを見て付けたあだ名)本日もどうぞーよろしくーお願い致します!
「他人と違うことをしなさい」。そんなん言われなくても結構変わった娘でしたから、そういう子供には「周りをよく見て合わせましょうね」ということも教えるべきだったと思いますよ、千秋さん。実地で(こどもの頃のはなし①②参照)ガツガツぶつかって傷を負って身に付けて行ったから良いけどさ。ま、そんな話はさておき。
きょうは千秋の第2話、
「娘が彼氏を家に連れてきた!」です。
ほらもう、
絶対なんかやらかすでしょ、これ(笑)。
普通、彼氏を両親に紹介するって時に一番警戒するのは父親だと思うんですが、うちの父は私によく似てとても大らかなので(まぁ坊ちゃん育ちだし娘にとにかく甘いからな)なんでも許しちゃうんですよねー。てか、そういう懐の深い男性でないと千秋の旦那は務まらん。(10歳離れてまして、キリキリのシャム猫がキーッ!ってなってるのをよーしよしよしって宥めてる感じですかね。「ははは、仕方がないなぁ千秋さんは」って。…うちのパパうえは偉大です。)
千秋は、好き嫌いがハッキリしてましたね。わたし、何人か男友達を家に連れて行きましたが、基本的に、カッコいい子は好き(特に可愛い系の男子が好き)。ヤンキーっぽいのは嫌い。…単に千秋の趣味です、これ。
で、のちに夫となる猫くんを初めて「彼氏」として家に連れて行った時のことです。デートの帰りに立ち寄る形で。ついでにご挨拶を、と。それまでも仲の良い友達の1人だったから元々両親と猫くんは顔見知りではあったんですが。要は、
「わたしたち、お付き合いをすることになりました。」っていう報告です。
結婚じゃないよ。お付き合いを、「始めました」っていう、報告ね。
そんなん要る?って思いますけど(笑)猫くんは真っ当なご家庭で育った真面目な好青年ですから。4年の友達期間を経てようやくお付き合いを始める段になったらば、まずは私の両親に報告を、と思ったんでしょうね。何度か会ってる訳だし。
この優しい猫くんを、ブルドーザー千秋が、迎え撃ちます(笑)。主には歓迎の嵐なのでPTAの時のような「あわあわ…もうやめて!」って事態にはならないんですが…歓迎の気持ちが突っ走ってあらぬ方向へ行ってしまうんですねー。
まず、飲ませる。(千秋は酒豪である)まーまー、とりあえず、飲んでけ。
猫くんは車です。
しかも100キロ以上離れたところに住んでいるので、飲ませたらもう帰れません。
「いーじゃん、明日も休みなんでしょー?泊まってきなって!布団用意してあげるから!パジャマも新品の下着もあるからどーぞどーぞ!」
基本的に千秋は猫くんがお気に入り(可愛いし猫くんが合唱オタクなので音楽話で盛り上がれる)なので、掴んだら離しません。ちょ、千秋、それ、わたしの彼氏…
もちろん猫くんにそれを断れるはずもありません。東雲家の食卓では千秋のストックワイン(ワイン好きである)がどんどん空いて行きます。お酒と可愛い男の子と音楽よもやま話。千秋はとてもご機嫌です。ああ、猫くん…ごめん、ごめんよ。もうちょっと頑張っておくれ!(猫くんはそんなにお酒が強くない)しかも泊まる羽目にまでなっちゃってホントごめんよぉぉぉ…。
楽しい夜は更けてゆき、「そろそろお風呂どうぞ。その間にお布団敷いておくからね」と千秋。言われるまま猫くんはお風呂へ。私は台所で洗い物をしていました。すると、どーも二階で千秋がごそごそやってる気配。…客間は一階なのに。
あれ?
客用布団って二階に置いてあったっけ?
そこはかとなく嫌な予感はしつつもまぁ、私も頭が飽和状態なんでぼーっとしてた。千秋による鬼の所業を止められなかった。悪かった、ごめん、猫くん。まさかそんなことになってるとは思わなかったんだよ。
しばらくして風呂から出てきた猫くんが、ついに悲鳴に近い声を上げたのです。
「勘弁してください!」
どーしたどーした、なんだ、千秋に食われたかやめてくれよ千秋さっきも言ったけど猫くんはわたしの彼氏なんだってばよー
「どーしたの猫くん!」
出て行くと、風呂上がりの猫くんが千秋の前で頭を抱えています。
「あら、ダメだった?」ケロっと、千秋。
「いや、普通、ダメでしょう!」と、猫くん。
「…なにが?」と、わたし。
もう、嫌な予感しかしない。
「いや、猫くんの布団、あんたの部屋に敷いといたんだけど…ダメだった?」
:(;゙゚'ω゚'):
ダ メ に 、
決まってんだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉ!!!!!!
どこの世界に、嫁入り前の娘を堂々と自分んちで同衾させる親が居るんだよアホーーーーーっ!!!しかも結婚も決まってない「お付き合い、始めました」の報告の夜だよ!「あらそう!じゃあ娘をどうぞ」とばかりに、いそいそ布団を敷くな!どーゆー気の早さだよ!:(;゙゚'ω゚'): てか、あんた母親だろーーーーーー!!!!!!
かわいそうに。
もう、猫くんのメンタルはボロボロです。
そりゃーそーよね。やっと想いが通じてラブラブデートの帰りに、離れたくないなぁなんて盛り上がってるのをグッと堪えてちょっと実家にご挨拶に寄ったら母親に捕まって、さんざん飲まされた上に風呂まで借りてホカホカで出てきたら「娘をどうぞ」だもんね。据え膳すぎてなんの辱めかと思うよね。もういっそ外に放り出してくれ!って思うよね。うん、わかるわかる。…ごめん…(´;ω;`)
その後、2人で千秋に説教しました。
上記の「どこの世界に…」のくだりね。
葵さんは嫁入り前なんですから、たとえ彼氏であっても、部屋は別々にするもの、なんです!わかった!?って。子供が、親に説教(笑)なんだそれ(笑)(笑)
「いいじゃない、そんなカタいこと言わなくても。」とか言ってましたね。いやいや、あんた(娘の親)が言わんで誰が言うんだよって話ですよ。
この他にも千秋のブルドーザーっぷりは大小様々あるのですがまぁ、最大級の衝撃はコレですかね…。この時のことがあるので、夫は千秋に対して常に「先に釘を刺し」ます。何でも、先に言っとかないと「やっといたからね」ってとんでもないことを事後報告されるので。(結婚時もなんやらすんごい豪華なベッドを勝手に購入していて、猫くんが返品させてました…)
ね、だから
基本的には、尊敬しています。
対外的には、自慢の母です。
でも身内は、けっこう大変なんです。
ブルドーザー千秋。
これが
愛すべき、わたしの、母です。
おしまい。
「他人と違うことをしなさい」。そんなん言われなくても結構変わった娘でしたから、そういう子供には「周りをよく見て合わせましょうね」ということも教えるべきだったと思いますよ、千秋さん。実地で(こどもの頃のはなし①②参照)ガツガツぶつかって傷を負って身に付けて行ったから良いけどさ。ま、そんな話はさておき。
きょうは千秋の第2話、
「娘が彼氏を家に連れてきた!」です。
ほらもう、
絶対なんかやらかすでしょ、これ(笑)。
普通、彼氏を両親に紹介するって時に一番警戒するのは父親だと思うんですが、うちの父は私によく似てとても大らかなので(まぁ坊ちゃん育ちだし娘にとにかく甘いからな)なんでも許しちゃうんですよねー。てか、そういう懐の深い男性でないと千秋の旦那は務まらん。(10歳離れてまして、キリキリのシャム猫がキーッ!ってなってるのをよーしよしよしって宥めてる感じですかね。「ははは、仕方がないなぁ千秋さんは」って。…うちのパパうえは偉大です。)
千秋は、好き嫌いがハッキリしてましたね。わたし、何人か男友達を家に連れて行きましたが、基本的に、カッコいい子は好き(特に可愛い系の男子が好き)。ヤンキーっぽいのは嫌い。…単に千秋の趣味です、これ。
で、のちに夫となる猫くんを初めて「彼氏」として家に連れて行った時のことです。デートの帰りに立ち寄る形で。ついでにご挨拶を、と。それまでも仲の良い友達の1人だったから元々両親と猫くんは顔見知りではあったんですが。要は、
「わたしたち、お付き合いをすることになりました。」っていう報告です。
結婚じゃないよ。お付き合いを、「始めました」っていう、報告ね。
そんなん要る?って思いますけど(笑)猫くんは真っ当なご家庭で育った真面目な好青年ですから。4年の友達期間を経てようやくお付き合いを始める段になったらば、まずは私の両親に報告を、と思ったんでしょうね。何度か会ってる訳だし。
この優しい猫くんを、ブルドーザー千秋が、迎え撃ちます(笑)。主には歓迎の嵐なのでPTAの時のような「あわあわ…もうやめて!」って事態にはならないんですが…歓迎の気持ちが突っ走ってあらぬ方向へ行ってしまうんですねー。
まず、飲ませる。(千秋は酒豪である)まーまー、とりあえず、飲んでけ。
猫くんは車です。
しかも100キロ以上離れたところに住んでいるので、飲ませたらもう帰れません。
「いーじゃん、明日も休みなんでしょー?泊まってきなって!布団用意してあげるから!パジャマも新品の下着もあるからどーぞどーぞ!」
基本的に千秋は猫くんがお気に入り(可愛いし猫くんが合唱オタクなので音楽話で盛り上がれる)なので、掴んだら離しません。ちょ、千秋、それ、わたしの彼氏…
もちろん猫くんにそれを断れるはずもありません。東雲家の食卓では千秋のストックワイン(ワイン好きである)がどんどん空いて行きます。お酒と可愛い男の子と音楽よもやま話。千秋はとてもご機嫌です。ああ、猫くん…ごめん、ごめんよ。もうちょっと頑張っておくれ!(猫くんはそんなにお酒が強くない)しかも泊まる羽目にまでなっちゃってホントごめんよぉぉぉ…。
楽しい夜は更けてゆき、「そろそろお風呂どうぞ。その間にお布団敷いておくからね」と千秋。言われるまま猫くんはお風呂へ。私は台所で洗い物をしていました。すると、どーも二階で千秋がごそごそやってる気配。…客間は一階なのに。
あれ?
客用布団って二階に置いてあったっけ?
そこはかとなく嫌な予感はしつつもまぁ、私も頭が飽和状態なんでぼーっとしてた。千秋による鬼の所業を止められなかった。悪かった、ごめん、猫くん。まさかそんなことになってるとは思わなかったんだよ。
しばらくして風呂から出てきた猫くんが、ついに悲鳴に近い声を上げたのです。
「勘弁してください!」
どーしたどーした、なんだ、千秋に食われたかやめてくれよ千秋さっきも言ったけど猫くんはわたしの彼氏なんだってばよー
「どーしたの猫くん!」
出て行くと、風呂上がりの猫くんが千秋の前で頭を抱えています。
「あら、ダメだった?」ケロっと、千秋。
「いや、普通、ダメでしょう!」と、猫くん。
「…なにが?」と、わたし。
もう、嫌な予感しかしない。
「いや、猫くんの布団、あんたの部屋に敷いといたんだけど…ダメだった?」
:(;゙゚'ω゚'):
ダ メ に 、
決まってんだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉ!!!!!!
どこの世界に、嫁入り前の娘を堂々と自分んちで同衾させる親が居るんだよアホーーーーーっ!!!しかも結婚も決まってない「お付き合い、始めました」の報告の夜だよ!「あらそう!じゃあ娘をどうぞ」とばかりに、いそいそ布団を敷くな!どーゆー気の早さだよ!:(;゙゚'ω゚'): てか、あんた母親だろーーーーーー!!!!!!
かわいそうに。
もう、猫くんのメンタルはボロボロです。
そりゃーそーよね。やっと想いが通じてラブラブデートの帰りに、離れたくないなぁなんて盛り上がってるのをグッと堪えてちょっと実家にご挨拶に寄ったら母親に捕まって、さんざん飲まされた上に風呂まで借りてホカホカで出てきたら「娘をどうぞ」だもんね。据え膳すぎてなんの辱めかと思うよね。もういっそ外に放り出してくれ!って思うよね。うん、わかるわかる。…ごめん…(´;ω;`)
その後、2人で千秋に説教しました。
上記の「どこの世界に…」のくだりね。
葵さんは嫁入り前なんですから、たとえ彼氏であっても、部屋は別々にするもの、なんです!わかった!?って。子供が、親に説教(笑)なんだそれ(笑)(笑)
「いいじゃない、そんなカタいこと言わなくても。」とか言ってましたね。いやいや、あんた(娘の親)が言わんで誰が言うんだよって話ですよ。
この他にも千秋のブルドーザーっぷりは大小様々あるのですがまぁ、最大級の衝撃はコレですかね…。この時のことがあるので、夫は千秋に対して常に「先に釘を刺し」ます。何でも、先に言っとかないと「やっといたからね」ってとんでもないことを事後報告されるので。(結婚時もなんやらすんごい豪華なベッドを勝手に購入していて、猫くんが返品させてました…)
ね、だから
基本的には、尊敬しています。
対外的には、自慢の母です。
でも身内は、けっこう大変なんです。
ブルドーザー千秋。
これが
愛すべき、わたしの、母です。
おしまい。