AutumnOrange。



帰り、



ふたりで道を歩いていると



「うわぁ〜んっ」



泣いている5歳くらいの男の子がいた



「あれ?どうしたんだろうあの子…?」



このが呟いた



「迷子じゃねーか?」



「私、行ってくる!」



そう言うとこのは駆け出した



男の子に優しく語りかける



「どうしたの?ママは?」



「ママがいなくなっちゃったよぉ!うわぁ〜んっ」



暗い夜道の中で迷子になったらそりゃ怖いよな



「おねぇちゃん、ママのこと一緒に探してあげるよ!」




「ほ、ほんとう?」



「うんっ」



< 114 / 356 >

この作品をシェア

pagetop