AutumnOrange。
「いい風だね――――…」
「だな」
私達は、クルーザーに乗っていた
「ねえ、なんで私を誘ってくれたの?」
疑問をぶつけてみた。
だって、2枚しかない大切な券
私が使っていいのかなって。
瑞稀がせっかくお父さんからもらったのに…
「俺がこのはと来たかったの!だから、そこまで気にすんなよ?」
瑞稀にはお見通しみたいだ。
私が考えていること。
「楽しみだね、夕方。」
「だな」