AutumnOrange。






「アイツはよく使えたのに」




お兄ちゃんのことをモノのように




見ていた。




「残ったのはお前か」




冷たかった。



苦しかった。



「1年前父さんは仕事で成功した」




成功し、最高の地位を獲った





「今、俺の家族は絵に描いたような最高の家族とされている」




でも、俺はそう思っていない―――



瑞稀はそう言った




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