AutumnOrange。



なんで、どうして




そのとき私は




みずきのそばにいてあげられなかったんだろう











「このは?泣いてるの?」










気づけば涙が頬を伝っていた




「ふぇ?いや、そんなこと…」





「泣いてるじゃん…」






「ごめっ……」





「謝ることなんてねぇよ。…俺のために泣いてくれてるんだから」





瑞稀は笑顔でそう言った。






< 294 / 356 >

この作品をシェア

pagetop