AutumnOrange。




「もう、寂しい思いはさせない。このは
だけを見続けるよ」 




だから…    




と彼は続けた




「もう一度、俺と付き合ってください」




今度こそこの手を握っていいのだろうか




……後悔はしないかな




あの頃みたいに笑い合えるかな




そんな思いが一気に押し上げてきた




「こんな、私でいいの…?」




「ああ。俺はそんなこのはがいい。」




「瑞稀……」




私は瑞稀の手を握った




「お願い、しますっ…!」




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