AutumnOrange。






その言葉に私は固まる。




「……………えっと…なに、それ。」



「もしかして…忘れた?」



「その、もしかして…です」



宿題って…



「このー、忘れちゃダメだろー」



声の主を見ると笑いをこらえている




なんで笑いをこらえているのか…




それはきっと…




「最悪だね、このは。数学の宿題でしょ?……説教だな(笑)」



咲羅までー…




そう、数学の教師はこの学校の中で1番厳しい先生。



「私、終わったわー」



「まあ、どんまいって感じだな…!」



「大丈夫だよ、この!」



「もしかしたらあるかもよ?」



三人はそう励ましてくれるけど…



きっと、今日はなかなか帰れないだろう




< 40 / 356 >

この作品をシェア

pagetop