AutumnOrange。



「きれー……」



私達は幻想的な蒼に包まれていた



「綺麗だな」




こんな綺麗な場所なかなかないはず




「素敵な場所だね」



私達は、水の蒼さに吸い込まれるかのように魚たちを見た



優雅に泳いでいる魚たち。



彼らは今何を考えているのだろうか。



私もこんなふうに泳ぎたい



そう思いながら―――――




「自分がしてること、ここにいると忘れられるな」




自分がしてること…



それは…――――浮気。



わかってるよ、ダメだって。




でも今は忘れさせて。




お願いだから。




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