AutumnOrange。




「え!!」



彼は驚いた



「俺も同じ誕生日!」     



まさか―――――




同じ誕生日だとは思わなかった




365分の1の確率だし。



「えっ、ほんとう?」



「ほんと!」



斉藤くんは笑顔でそういった



「斉藤くん、これからよろしくね」



気がつけばそう口にしていた



深く関わるつもりはない。



よく話すぐらいなら、いいよね?



「よろしく!…斉藤くんって堅苦しいからさ、瑞稀って呼んでよ」

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