AutumnOrange。
「瑞稀、ごめんね。変な会話したよね」
「いや、大丈夫だ。」
全然大丈夫じゃないけど。
「あの、別れた日から春樹のこと気になってた。…でもよかった。もう、吹っ切れてたね」
「でもアイツ子どもいるっつってなかったっけ?」
「そういえば、言ってたね」
いや、まず幼なじみなんだ。
って、感じだけど。
「私、ここで大丈夫だから!ありがとうね、じゃあ。また明日ね。」
早口で言うと
このはは逃げるように家に入っていった。