AutumnOrange。


「まっ…」



待てよ、と言おうとして出した手を引っ込める








俺は昔のこのはを知らないからなんにも言えなかった



もっと早く出会えていればこのはのことを、



支えてあげられたかもしれない。



なあ、




兄貴―――――――――





俺の声聞こえてる?



このはって兄貴と少し似てる。



でも、アイツは守ってあげたくなるんだ。



兄貴は俺を守ってくれたよな



兄貴には一生感謝していかなきゃな



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