spicy◇candy
……そうだろうな。大方予想は的中している。でも、それ以外に気になることをもう一度伝えた。

「そうだろうよ。でも、あいつのいい所って真紀は知っているのか」

通話越しにこんなことは今までに言ったことが無かった。しかし、ただひたすら俺は真紀に疑問をぶつけるしかなかったのだ。

その途端、真紀は黙った。しかし、一拍置いて彼は諭すように力のある声で言った。

「あるに決まってるだろ。お前には分からないだろうけど」
< 27 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop