spicy◇candy
その翌日、藤谷は復活したらしく、馬鹿でかい声と態度で足取り軽く、登校して来た。ただ、悔しい事に俺はこいつの賑やかさをウザいと感じなくなっていた。
むしろ、彼女を見ないと一日に不安をもたらしてしまうくらいである。あいつは俺の目覚ましであり、恐らくラッキーパーソンである。(決して大げさでは無い)
しかし、そんな彼女が再び復活したのにも関わらず、倉井はテンションを以前より挙げなくなっていた。
普段読んでいるはずの小説に熱を込めて読まなくなった、それが彼女の元気をなさを物語っていた。読書家の感情の読み取りが、いつからか俺の特技となっていた。
むしろ、彼女を見ないと一日に不安をもたらしてしまうくらいである。あいつは俺の目覚ましであり、恐らくラッキーパーソンである。(決して大げさでは無い)
しかし、そんな彼女が再び復活したのにも関わらず、倉井はテンションを以前より挙げなくなっていた。
普段読んでいるはずの小説に熱を込めて読まなくなった、それが彼女の元気をなさを物語っていた。読書家の感情の読み取りが、いつからか俺の特技となっていた。