爆発まで残り5分となりました
「ちょっと前に言ってた、『規則性』ってこと?」
と私が聞くと、「うーん、まあな」と、頷いて返された。
といっても。規則性自体が存在するのかが分からないから、どうなんだろう。
しばらく地図とにらめっこをして、悠真が頭をかかえて口を開いた。
「……何か、きそくせいって難しいなぁ」
わしゃわしゃと頭をかきながら、悠真は何度も瞬きをする。
規則性……規則性………………
地図から、暗号……図形、文字?
うー……頭がパンクしそう!何か他に、手がかりがもっとあればいいのに。
「これだけじゃ、まだ分からないと思う……規則性があるのかも、まだ分かってないし」
私が言いきると、辺りに沈黙が流れる。
「それもそうだな。分からないものは仕方ないし……ひとまず様子を見るか」